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Green Room  ボディーワーカー柴永子 の カタールな暮らしぶり

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ファシャワーカー(OPENPATH) フェルデンクライス養成コース   Qatarで日本語教師       Qatarで駐在員妻     Qatarで子育て     

2011.12 クリスマス

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保育園生活最後のクリスマスのろうそくの作品
上手にできました。


















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因みにこちらが去年、5歳のクリスマスで作ったろうそうです。




















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そしてこちらは6歳息子が自分で縫ったペイジェンとの台本袋
今年はクリスマスにペイジェンと(キリストの生誕劇)を
したのですが、
その台本をいれる袋は子供たちが自分で縫うのです。

クリスマスの数日前 Koが仏壇に手をあわせ

「いちにち、いちにちクリスマスがちがついてきます。
ぼくたちは、ちいさいこにキリストのおはなしをつたえます。
どうかうまくできますように。アーメン」といって、
チーンと鳴らしていました。

夫の両親が亡くなり、今年の夏に仏壇を我が家の
リビングにおいてから、何かあるとKoは仏壇に報告し
手を合わせる。

保育園がキリスト教なので必ず”アーメン”で終わって”チーン”
2011.12 クリスマス_d0180043_4493527.jpg


更にページェントの練習のために、
躊躇していた電子ピアノを購入!
今まで使っていた、子供用ピアノでは
もう声が大きくて音がとれず。

このページェント、やりたい配役を
オーディションで
こどもたちが選ぶのです。

そして、このピアノが届いたのは、
オーディションの日
どの役になったかな?
ピアノ届いて喜ぶだろうな!
と思いながら、保育園にお迎えにいって 「どうだった?」と
聞くと「いいたくない」と下を向いてだんまり。

あちゃーー、ばつが悪い時はだんまりなんだよな。
やりたい役できなかったんだなぁ、、、

家に帰って、ピアノが届いたよ!というと、

Ko「オレ、うたわないし こどもだし」

やりたかった、羊飼いの役も、居酒屋の役もオーディションで落ちてしまったらしい。
子どもの役はセリフだけで歌がないのだ。

母「えーー、うたわないの?折角ピアノ買ったのに?他に歌う役、残ってなかったの?」←責め口調
Ko「のこってたよ。さいごのほうにイエスのあったけど、おれこどもがいいっていった」
母「なんで~?それやらないの、せっかくピアノ買ったのにぃいいーー」←不満たらたら
Ko「せんせいは、じぶんがやりたいのをやりなさいっていったからいいんだよ。おれはイエスさまのうたはうたいたくなかった、
じぶんがやりたいのをやるんだよ」

といわれ、はっとする。そうだよね、それが大事、母が間違ってました。ごめん、ごめん。

Ko「でも、パパにはいわないで、ひつじかいと やどやじゃないってこと」と。
父親にはどこまでいい恰好を見せたいのかなぁ。

でも、翌朝父「Koが一生懸命やるならどんな役でも嬉しいよ」というのを聞いて、安心して嬉しそうな顔で登園。

後でクラス便りを読んで知ったのですが、こうたろうは3回もオーディションを受けてた。
最初に羊飼い。 それで皆で手をあげて多い人が選ばれるのだけど、ほかの人が選ばれる。一番票が少なかった。うーん、切ない。
Ko「おれ、さいしょにひつじかいのうたうたったとき、むねがドキドキしてきてなみだがでてきた」といってたけど、クラス便りを読むと、緊張で下を向いて声が小さかったと。

泣いてるのを必死にごまかしていたんだろうなぁ。

そのあと、居酒屋の役のオーディションでも他の子が選ばれて、(このときも一番票が少なかったよう) さらにこどもの役のオーディションでセリフをいう。
こちらは人数通りだったのと、大きい声でハッキリいえたみたいで、みんなの「いいよー」という声で決まったらしい。

一番最初に保育園でページェントの話があったときには
「みんなのまえでひとりでうたうんだよ、セリフもみないでいうんだよ、おれぜったいいちばん短いのえらぶから」といってたKoが、人気の役の激選オーディションに挑戦しただけでも、すごく偉かったなぁと思う。本当によく頑張った。

そして、気持ちの切り替えも、自分でよくしたなぁと思う。感心感心。
こどもたちの精神力には本当に感心する。

それぞれの得意なところを素直に認め合っている姿から親が教えてもらうことのほうが多い。

そして迎えた本番
みんなの歌のうまさ、セリフと解説の上手さに驚き、感動。
(こりゃぁ、こうたろう、選ばれなくてもしょうがない、、、と納得)

マリア様は、クラスで一番背が小さい女の子だけど、ガッツがあって頑張りやで、きれいでけなげなまっすぐな歌声を聴くと、一緒に三つ峠の山を登ってた時のけなげな姿が思い出されて、もう、涙、涙。
自分の子よりも、ほかの子の成長をみて、泣けてきてしまった。

後で園長や先生に聞くと、歴代初の上手なページェントだったとか。通りで、うまいと思った。

今でも、やりたかった羊飼いの役の歌をうたってるけど、今頃になってとってもうまくなってきてる。
音程もとれてきてるし、早くなってたリズムが合うように。
やっぱり仲間からの刺激で教えてもらえるのが一番なんだなぁと実感。
もうお正月だけど、Koのページェントブームはまだしばらく続きそう。
本当に素敵なページェントだったな。
by chacolita | 2011-12-31 06:19 | 保育園生活

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